広告漫画家1年生!②仕事用アカウントを作ろう【漫画制作|イラスト制作|初心者|副業|X(Twitter)運用】

こんにちは。
イラストデザインスタジオゆずさくらやの柚木ロウ(@yuzuyuzu_low)です。

前回は「①絵で稼ぐ方法を知ろう」ということで
イラストや漫画の仕事の種類をご紹介しました。


今回からはいよいよ実践編に入っていきます。

第2回のテーマは「仕事用アカウントを作ろう」です!

今回の記事では、以下のことがわかります。

  • X(Twitter)の活用の仕方
  • どういう人をフォローするか
  • SNSとの適度な距離感


私柚木ロウの経験談を基にしているので、
主にX(Twitter)の仕事用アカウントについてのお話になります。

では早速解説していきます!

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目次

X(Twitter)の活用の仕方

仕事用アカウントを作る上で私が意識していること。
それは、

「インプットとアウトプット先として活用すること」です。


詳しく解説していきます。

趣味アカウントと区別しよう

今回お話するのはあくまでも「仕事用」で使用するX(Twitter)アカウントの話なので、
普段使いしている使い方とは考え方が違うかもしれません。

だから「趣味用」と「仕事用」で
アカウントを分ける必要があります。

趣味アカウント

あなたは既にX(Twitter)をしていますか?

  • 自分の好きなコンテンツについて
  • 日常であったこと、感じたこと
  • 趣味の二次創作を投稿
  • ゲームのマルチバトルの救援依頼 など


このような使い方をしている人は今まで通り趣味用としてそのアカウントを使ってください。

趣味アカウントで発信している投稿は

  1. 仕事には直接的に関係の無いこと
  2. クライアントにとっては不要な情報


になるので、そういった雑情報だらけのアカウントを
あなたに依頼をしたい人が見ても

この人、名前で広告漫画家名乗ってるけど
メディア欄はソシャゲのスクショとか
食べたご飯の写真ばっかりだし
ホントに広告漫画家として仕事してるのか…?

(仕事の実績公開投稿)
(誰かのなるほど!になる投稿)
(制作したオリジナル漫画投稿)
(新しく制作したサンプルイラスト投稿)
(人柄が分かるちょっとした投稿)

あっちの「柚木ロウ」って人の方が依頼しやすそうだな…。
問い合わせメッセージ送ってみるか。


こうなりがちです。

実績が少ない内ほどクライアントにとって
信頼できる判断要素が足りないので、
せめて趣味用アカウントと仕事用は分けておいた方がいいです。

仕事用アカウント

では、いざ仕事用アカウントを作る必要性はどこにあるのか。

クライアントが見る可能性が極めて高いからです。


大事なことなので大文字で書きました。


例えばあなたに依頼したい、あるいは興味を持ったばかりの人がいたとします。

その人はあなたのX(Twitter)アカウントのこういうところを見ています。

  • どういう発言をしているか
  • どういう仕事をしているか
  • どういう武器(絵柄、表現など)を持っているのか
  • どういう人柄か
  • 情報リテラシーはあるか
  • フォロワーはどのくらいいるのか(拡散力)


140文字以内の投稿からなる情報群から
クライアントはあなたという人を見ようとします。

自分の好きなことや得意なことを積極的に発信し、
それが信頼となり仕事につながることもあります。

まずは「見られている」という前提でX(Twitter)を使う

という意識を持ちましょう。

インプット先として活用

仕事用アカウントの使い方として、
インプット先として活用することができます。

私は自分の仕事や生活に有用な情報を、下記方法で得ています。

  • フォロワーの投稿、リポスト
  • 情報系youtubeチャンネル
  • Webサイト
  • イベント、セミナー
  • 知人との会話


我が家はテレビをあまり見ないのでここでは省いています。

偉人や知識人など、専門家の知識を得るのであれば
本が一番コスパが良くて最強なのですが、

X(Twitter)のタイムライン(以下「TL」)で得られる情報は、鵜吞み厳禁ではあるものの、

  • リアルタイム性がある
  • 自分に無い新しい気付きがある
  • 良い刺激を受けられる


という側面があるので、重宝しています。

フォロワーさんが投稿する有益な情報や、
オンラインセミナーの開催情報などにはいち早く気付きたいですし、

同業者のフォロワーさんの実績を見て、
イラスト・漫画需要の市場調査をしたりもします。

「こういう案件を担当するなら
このくらいのクオリティが求められるのか」


「私だったらこういう風に表現できるかも」

など、自分の仕事のモチベーションに
良い意味で刺激を貰っています!

アウトプット先として活用

今度は逆に、アウトプット先として活用することについてお話します。

インプット内容を自分の言葉で言い直す

本やセミナー、実体験などで得た知識を自分の言葉で投稿してみます。

例えばこんな感じです。



上記は「最高の体調(著者:鈴木祐)」を読んだ時に投稿したものです。



その他、今までの仕事の経験や、読書で得た知識を基に
実感したことも自分の言葉で投稿しています。


自分の言葉で投稿することで以下のようなメリットが得られます。

  • インプットした情報の復習になり理解が深まる
  • 他の人への有益な情報発信になる
    それが信頼につながる


「私が自分の言葉で情報発信したところでな…」と思う必要はありません。

フォロワーの誰かにとって、その情報への入り口は
あなたの投稿かもしれません。


「これ、あの人にも為になる話かも!教えてあげよう!」という
知り合いに教える感覚で気軽に情報発信してみるといいと思います。

作品、実績の公開

新しく制作した作品や、納品した漫画・イラストが公開されたら
自分の仕事用アカウントでもそのことを公開しましょう。

大切なのは自分のスキルをX(Twitter)を通して
広く認知させることです。


こうすることで、作品公開投稿に下記のような意味を持たせることができます。

  • スキル(イラスト・漫画等)のクオリティがわかる
  • どういうジャンルで活躍しているのかわかる
  • ちょっとした営業ツールになる
  • ファンや同志ができ、ブランド強化になる


定期的な作品のアウトプットが出来れば、
未来のクライアント(見込み顧客)にとって

「この人は安定してこのクオリティを保てる」

という信頼と安心感にもつながります。


もちろん、非公開案件については公開したらダメです。

信頼関係が一発で崩れてしまうだけでなく、
情報リテラシーの欠如だと見なされ、
最悪訴えられることもあるので…。

その辺のクライアントと交わした守秘義務契約は守りましょう。

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どういう人をフォローするか

結論から言うと、


同業者や関心の高い業界の人を中心に
フォローするのがオススメです。

目標とするイメージはズバリ、

TLを「バーチャルオフィス群」にしよう!

です。



突然ですが、私が中学生の時、生徒会に入っていました。
生徒会メンバーって皆頭いい人ばっかりだったんですよね。

なので、テスト前後の集まりの時には決まって

どのくらい勉強した?

平日に大体6時間くらいだったかな~。
柚木ちゃんは学年何位だった?
私今回〇位(上位10位以内)だった~

うわー負けたー!!私〇位~!
平日の勉強時間なら勝ってたんだけどな~


みたいな話を当たり前にしていたんです。
(当時友達と勉強時間バトルをしてて、平日7時間とかテスト勉強してました)

秀才どもめ…( ‘ᾥ’ )


と、内心思いつつ、勉強における相手へのリスペクトや向上心、刺激を常に貰っていたので、
私自身も学年で上位20~30位くらいの位置をキープできていました。

この経験を基に私は思いました。

実力がある人や同じ目標を持つ人が多いところに身を置いていたら
相乗効果でモチベーションや行動力が底上げされるのでは?

そしてそれはTLで再現できるのでは?


これを意識してからは、自分にとって良い相乗効果を生んでくれそうなTLになるよう気を付けています。
あの時の生徒会メンバーのように

  • 頭のいい同級生
    • 自分より先を行く同業者
    • 関わりがありそうな別職種
  • 順位を競い合う友達
    • 自分と同じ目標を持つ同業者
  • 相談に乗ってくれる顧問の先生
    • 尊敬・目標とする人
    • 自分にとってプラスになりそうな人


こういうイメージでTLを構成するようになりました。

同業者

まず、フォローするのに欠かせないのが同業者です。

同業者をフォローする理由は3つあります。

  • 刺激を受け、時に刺激を与える相乗効果のため
  • どういう仕事をしているのか知るため(リサーチ)
  • 実績の相互拡散のため、応援するため


同業者をフォローすることで良い相乗効果を得る他にも、
このような視点で活用することができます。

同業者の仕事の実績から漫画・イラストの需要先を知る
→営業先の候補になる

お互いの実績をRTで拡散し合う
→困ったときはお互い様精神で、自分たちの武器を広く認知させる


頑張っている同業者はやはり応援したくなりますし、
信頼を構築できたフォロワーさんも自分のことを応援してくれます。
一緒に頑張る戦友という感じがして心地良いです。(いつもありがとうございます!)


では、具体的にどういう同業者をフォローすればいいのか、
参考までに私のフォロー傾向をご紹介します。

漫画家

  1. 尊敬・目標としている人
  2. セミナーやイベントで出会った人、名刺交換した人
  3. 「広告漫画」のワードがプロフィールに入っている人


1について、私の場合、

「『マンガでわかるシリーズ』の作画担当をしてみたい

という目標があるので、そういうお仕事の経験者を
「目標とする先輩」に設定してフォローさせていただいています。

イラストレーター

  1. 尊敬・目標としている人
  2. メディア媒体で名前が掲載された人
  3. 「イラストレーター」のワードがプロフィールに入っている人


2については、例えば雑誌の挿絵を見て、

こういうカットイラストの仕事してみたいなぁ!
このイラストを描いたのは…ふむふむ、「絵描き華子」さんか。
X(Twitter)やってるかな。


という感じに、担当イラストレーターをチェックすることが多いです。

企業アカウント

  1. 編集プロダクション
  2. 出版社
  3. 興味関心が高い企業


自分が作家登録している編集プロダクションのアカウントは
フォローしておくに越したことはないと思います。

というのも、

「編集プロダクションに作家登録したものの、
一向にお仕事を紹介される兆しがない」

という人は多いのではないでしょうか。

それは純粋に、大量の登録作家の中の一人という風に埋もれている可能性が高いです。

編集プロダクションのアカウントをフォローして、
良いと思った投稿に反応することもあり、

多数の登録作家の中から認知されて
その編集プロダクションからの初依頼に繋がったことがあります。

ご連絡が来た時「どうして私に?」と聞いたら
「X(Twitter)でフォローしてくださっていますよね」と
言われたことがあります。


必ずしもお仕事に繋がるわけではありませんが、
「大勢の中の一人」から「認知された一人」になったのは大きかったです。
おかげでその後のコミュニケーションも取りやすかったです。

出版社や興味関心の高い企業アカウントについては
純粋な市場調査のためにフォローしています。

出版社ごとに需要が高いイラストや漫画の傾向が異なるので、
サンプル作りの参考になると思います。

同業界の別職種

次に、関わりがありそうな別職種の人です。

具体的には、下記のような人たちをフォローしています。

  • 編集者
  • 原作者
  • デザイナー
  • シナリオライター
  • 小説家


何故この人たちをフォローしているかというと、

将来一緒に仕事をする可能性がある職種の皆様だからです。


関わりがありそうな別職種の皆さんの発信は、
時に広告漫画家の自分とは似て非なる角度での気付きを与えてくれます。

また、いざイラストや漫画が必要な案件が発生した時に、
候補の一人として名前が上がる可能性も高くなります。

自分にとってプラスになりそうな人

最後に、自分にとってプラスになりそうな人です。

具体的には、以下のような人たちをフォローしています。

  • 税理士(確定申告関連)
  • 弁護士(仕事上のトラブルや著作権関連)
  • マーケター(営業の参考に)
  • 興味関心が高いジャンルのブロガー
  • 同業の情報サイトアカウント


同業の情報サイトアカウントについては、
イラストレーター生存戦略さんがオススメです!

イラストレーター生存戦略様
X(Twitter):@ksd_illust
HP:http://ksd-illust.com/


駆け出しの頃からずっとお世話になっており、
絵の仕事をする上で有益な情報が非常に集まっているので、
私も日ごろ逆引き辞書のように利用させていただいております!

また、フリーランスや副業で事業をやっていくにあたり、
フリパラ|フリーランス協会公式メディアさんも
有益情報を発信してくださっています!

フリパラ|フリーランス協会公式メディア様
X(Twitter):@frepara_jp
note:https://note.com/frepara/

他にも気になる情報を発信しているアカウントがあれば
アンテナを張るという意味でもフォローしてみてはいかがでしょうか。

相互フォローによる非対面でのコネクション作り

フォローしたい人にフォローして、ご縁があって相互フォローになれたとします。

相互フォローは今のコロナ禍で直接会うのが難しい時代において、
非対面でのコネクション作りになりえると私は思っています。

実際にフォロワーさん経由で依頼されることもあれば、
自分が困った時に相談できる強い味方になってくれることもあります。

ただ相互フォローになってコネクションを作るのではなく、
必ず信頼を育てていくことが大事だということを忘れないでくださいね。

【注意点】SNSとの適度な距離感

ここまで仕事用アカウントの活用法とフォローについて説明してきましたが、
とても重要な注意点があります。

それはSNSとの適度な距離感を保つことです。


仕事に手がつかなくなるほど消耗してしまっては本末転倒なので、
ここはしっかり気をつけて行きたいところですね。

あくまでも「仕事用」であることを念頭に置き、
以下の注意点を読んでください。

SNS疲れに注意!

SNSをしていて厄介なのが、自分の投稿に対する反応…

「承認欲求」との付き合い方です。


ここでは

  • 反応やフォロワーの発信が気になってずっとTLを眺めちゃう!
  • フォローしたのにフォロー返してもらえない!


に対する私なりの対策を簡単にお話しします。
結構ズバズバ言うので、「そういうもんなんだ」くらいに受け止めてください。

ずっとTL眺めちゃう!

インプット先として活用するとは言いましたが、
TL警備員(=TLばかりを眺めてしまう人)はほどほどにしましょう。

まずはX(Twitter)を閉じて手を動かしてください。


X(Twitter)を閉じるだけで、かなり作業が捗るはずです。
何事もメリハリをつけて行きましょう。

反応される時はされるし、されない時はされません。

因みにですが、これを読んでいる妊婦さんがいましたら、
声を大にしてアドバイスしたい。

私、妊娠中にTL警備してて画面酔いしたので
長時間見続けるのはマジでやめた方がいいですよ!!!!!


その経験があって以来、あまりTLに居座ることは無くなりました。

フォローしたのにフォロー返してもらえない!

気にするだけ時間の無駄だし疲れるだけです。


本当に大事なことなので大文字赤文字で書きました。

基本的に

「私があなたの投稿を見たいだけなので、
私のアカウントへのフォローは別にしなくてもいいよ」


というスタンスでいた方が健全だと思います。
有名人のアカウントフォローする時とかそんな感じじゃないですか?

相手が「あなたの発信が見たい」と思えば向こうの判断でフォローをするだけなので、
例え相互フォローされたとしても「フォローしたんだから当然」と思うのではなく
相手への敬意を持って接しましょう。

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まとめ

以上、初心者向け「仕事用アカウントを作ろう」についての解説でした。

今回もボリュームたっぷりでしたね!
以下、簡単なおさらいになります。

  • X(Twitter)の活用の仕方
    • 趣味アカウントと区別しよう
    • インプット、アウトプット先として活用しよう
  • どういう人をフォローするか
    • おすすめは「同業者」「関わりがありそうな別職種」「自分にとってプラスになりそうな人」
  • SNSとの適度な距離感
    • TL警備員にはならない!メリハリをつける!
    • 相互フォローになれないことを気にするだけ時間の無駄だし疲れるだけ!


第3回は「サンプルを作ろう」についてお話しします。お楽しみに!

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